博士の愛した数式

この作品を読まないのはジブリの作品を見ないで生きているようなものである。無条件で名作だと思った。テレビで映画を見てから作品を読んでみようと思った。
数学という学問の持つ深遠をかいま見せながら、90分しか記憶が持たないという特異な設定。その設定の中でまた人間という存在の本質を表現している。変わるものと変わらないもの。博士の持つ尊敬すべき謙虚さと驚くべき世界の深遠。
「神は存在する。なぜなら数学が無矛盾だから。そして悪魔も存在する。なぜならそれを証明する事は出来ないから」
素数が持つ不思議な魅力。完全数28。友愛数。博士の愛した数式であるオイラーの数式。あらためて数学の魅力を教えてくれた本である。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次