ウィルソンサイクル

パンゲアはウィルソンサイクルの中に存在している。日本列島のみならず、大陸でさえ移動しているというのは現在科学の定説であるが、それがさらにパンゲアのような一つの大陸の集合体を目指しているというのは興味深い。
地球上の大陸は何度もその集合と分離を繰り返して来たらしいのだ。
そして、P/T境界のような大量絶滅は分離されていた大陸が一つとなった時にどうも起こるようなのだ。
パンゲアの時代が注目されるのは酸素濃度の急激な低下に象徴される生命の絶滅率の高さである。

風の谷のナウシカ第7章で明かされる衝撃の事実がある。それは人間も生物もこの絶滅から逃れる爲に何らかの手が加えられたという事である。低い酸素濃度やまき散らされた毒素によっても生き延びる事が出来るようにだ。しかし、その事実は人々には明らかにされずにナウシカの心の中に封印される。そして、墓の主が亡びる事によって過去に存在した「世界を自由に変える事の出来る知識」は闇に葬られる。

ナウシカの時代には大陸は一つしか存在しなかった。しかし、やがてそれらは途方もなく長い時間の中で分離され、その存在すら忘れさられていくのだ。「世界を自由に変える事の出来る知識」のように。ウィルソンサイクルは人類の歴史に重ならないだろうか。

現代という時代は大陸自体はまだ分離したままである。しかし、インターネット等の発達によって霊的には一つになろうとしている。世界は十字架につけられたままであるが、過去の歴史のように亡びに向かっているのではなく地上に存在した事のない復活の歴史が始まろうとしているのかも知れない。それはきっと2000年前から始まったと私は感じている。それが完成した時にはウィルソンサイクルはきっと人類の歴史と地球の歴史から存在しなくなるというのが私の考えだ。ナウシカの封印はきっと解かれるのだ。

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