皆既日食 アメリカ横断 100年ぶり 暗闇で歓声が

アメリカでは現地時間の21日、99年ぶりに西海岸から東海岸へとアメリカを横断する形で起きたそうです。大フィーバーになったようで、改めて皆既日食について整理してみました。まず2001年~2100年の100年間に地球上で起こる皆既日食は世界中で何とたった75回で稀な天体ショーだという事のようです。

次回は2019年の2年後の7月2日で南太平洋・チリ・アルゼンチンで見れるようです。時間も今回は2分40秒ですが4分33秒見れるようで、その時は「世界を旅する人」になっていて次回の天体ショーは是非とも見たいと考えました。考える事は皆同じで今回も海外ツアーが世界中の旅行会社で組まれていたようで大変な事になっていたようです。

月の視直径が太陽より大きく、太陽の全体が隠される場合を皆既日食(または皆既食。total eclipse)といい逆の場合は月の外側に太陽がはみ出して細い光輪状に見え、これを金環日食(または金環食。annular eclipse)と言うそうで、インパクトとしてはやはり皆既日食かなと思いました。

日食や月食は古代から凶事として恐れられていたようです。日本や世界の歴史にも記録される事が多く、日本の平安時代に起こった皆既日食について、ウキペディアで以下のような記述が目を引きました。

975年8月10日(天延3年7月1日):皆既食
『日本紀略』に「天延三年七月一日辛未、(中略)、卯辰刻皆虧 如墨色無光 群鳥飛亂 衆星盡見 詔書大赦天下(以下略)」(天延三年七月一日辛未[975年8月10日]、卯辰の刻に皆虧[午前七時に皆既]、[太陽は]墨色の如くにて光無し。鳥の群れ乱れ飛び、多くの星すべて見えたり。天下に大赦を発布す)と書かれており、他にもこの食を記録した文献は多い。日本の首都で見られた史上初の皆既日食で、大事件であり、朝廷は天下に大赦を発布して、通常は対象にならない死刑囚まで罪を減じられている。

Yahooの前日のニュースでも皆既日食を見るため100万人以上が車で移動すると予想して、米連邦道路庁が「ここ数年で最大の交通の混乱につながりかねない」と注意喚起したりするなど、始まる前から大変な盛り上がりを見せ、当日にはトランプ大統領が家族で見学に出かけた事や仕事中なのに仕事を中断する人の事が話題になっていました。皆既日食なので当然なのですが昼間にもかかわらず、辺り一面が暗闇に包まれる瞬間何処でも歓声が上がったようです。

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