薬害 薬疹の恐怖 全身に赤斑の衝撃

健康診断を受けた時にオプションでピロリ菌の検査が血液検査で千円払えば出来ると書いてあった。最近、胃の調子が良くないので軽い気持ちピロリ菌の検査をしてみようと考えたのだ。ピロリ菌は胃癌の原因になると知っていた。そして、一ヶ月程経って検査結果が戻って来たが、なんとピロリ菌が存在する事が分かったのだ。医師からは除菌を勧められた。一週間抗生剤を飲み続け一ヶ月後に息を使った検査を行うらしい。

飲み続けて3日後に今まで起こった事が無かったパニック発作が起こった。途中で止めたら、薬を飲んで来た意味が無くなると言われていたので、薬を止める事なく頑張って一週間薬を飲み続けた。そして、何とか最後まで飲み続けたのだ。
異変は一週間かけて薬を飲み終わってから三日後に現れた。ズボンを下ろした時にモモのあたりに赤い発疹が出ていた。それが、背中と手足に広がり、遂には世にも恐ろしい姿になってしまったのだ。それを写真に撮ろうとか、そんな気持ちは一切出てこなかった。
次の日に背中と手足に発疹ご出ている時に皮膚科に行ったら、薬を飲み終わってから出たので薬のせいではなく、これはピロリ菌の死菌によるアレルギー反応だと言われた。さらに発疹は全身に広がり赤い色も強くなって来た。本当に自分でも正視できない世にも恐ろしい姿になってしまったのだ。ついには救急病院に行こうと電話してみるも皮膚科の先生がいないから受け入れる事が出来ないと冷たくあしらわれる。皮膚科の問題じゃないでしょ!と叫びたい気持ちを抑えて次の手を考えた。
これで病院へ行ってもせいぜいステロイド点滴をされるだけだと判断して、瀉血をしてくれる東京渋谷の初台にある蔡内科クリニックに行く事を決断したのだ。
それから一週間から二週間かかったであろうか?皮膚は正常に戻った。勿論、皮膚科で処方されたステロイド軟膏などは一切使っていない。薬のせいではなくピロリ菌の死菌のせいとした医師の言ったことを思い出し、今の医療の限界のようなものを感じたのだ。それから私のカルテにはペニシリン禁忌、マクロライド禁忌と大きく書かれるようになってしまった。

でも思い返してみると最初は本当に薬疹とは考えなかったのだ。今日食べたものがおかしかったのではないか?とか考えていた。でも、どうして薬疹と考えるようになったかと言うと検索によってピロリ菌の除菌をした人の多くのブログを見つけたからである。そうなのだ。同じように自分も声を上げなければならないのだと思ったので、私のブログにも書かねばならないと思ったのだ。間違いなく、これは薬害だったのだ。

ピロリ菌の呼気による検査を3ヶ月後に行ったが結果は白だった。ピロリ菌は居なくなったのだ。してみると薬疹だけではなく、ピロリの死菌によるアレルギーの可能性もあったのか?と考えたが、それを調べる為の検査に9万円位かかるとの事で、、、でもピロリ菌が居なくなっても胃がんの可能性はいる場合を100としたら、やはり30くらいは可能性はあるそうである。
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