コロナ禍の中でウクライナから始まる第三次世界大戦

誰もが祈っている。この戦いが早く終わる事を。。。誰もが信じている。この戦いが早く終わる事を。。。しかし、この戦いは簡単には終わらないような気がする。何故なら始まってしまった第三次世界大戦と思えるからだ。中国から起こって、世界を席巻しているコロナ禍の中、今度はロシアから世界中が注視される中で為された軍事侵攻で、必ずなければならないと言われている第三次世界大戦とどうしても考えてしまうからだ。もう既におびただしい犠牲者がウクライナ側にもロシア側にも出ているのである。そして、終わらせる道が見えないのである。

最近、日本近海でもロシアの軍事活動は活発化しているようで、大規模な北方領土での軍事演習や対馬海峡を通過するロシアの軍艦や潜水艦が報告される事が多くなっているようである。ウクライナだけではないロシアの見えない侵略政策が問題になっている。

誰もが考えている。自分は大丈夫だと。自分の国は大丈夫だと。ウクライナと日本とは地理的にも離れているから、、、。美味しいものを食べてみている日本人。その映像の向こうにはミサイルや砲弾が飛び交い、沢山の人が亡くなっている現実があるのに、この戦いをまるでボクシングや格闘技を見ているように観戦している。そして、何の覚悟も責任も無く戦争反対と言う。これは日本だけではないのかもしれない。世界中の多くの人が平和ボケしている。

追い詰められた狂気による核兵器の使用が第三次世界大戦という危険な扉を開くという人もいる。もしも、そうなったら、この戦いにより世界は変わってしまうであろう。恐ろしい事であるが、それにより考えられない程の多くの犠牲も出るのかもしれない。安心出来る場所は地球上に無くなるのかもしれない。それは全ての戦いが終結して迎える希望の神の国の時まで続くのであろうか?悪い事も良い事も驚くべき事がこれから起こるに違いない。誰もがそれなりの覚悟が必要になる時に違いない。

https://bible.com/bible/1820/mat.24.3-13.%E5%8F%A3%E8%AA%9E%E8%A8%B3

これは、聖書にあるイエス様が終わりの時について語った内容である。今がまさに、その時であるとしたら、、、どうであろうか?

ウクライナとはスラブ語で辺境という意味を持つ言葉らしいが、この日本からは遠いウクライナという国は1991年のソビエト連邦の崩壊後の1992年に独立した。小麦やトウモロコシの世界的な生産地で穀倉地帯の東方正教会の遺跡が多くある自然豊かな土地で面積は日本の1.5倍で人口は日本の半分くらいとなっている。国旗の上半分の青は青い空を意味し、下半分の黄色は豊かに実った小麦を意味するそうだ。

ウクライナのゼレンスキー大統領はユダヤ人でユダヤ教徒。そして、彼のお爺さんはソ連軍でナチスと戦ったそうだ。また親戚の多くはホロコーストで命を落としたそうだ。ユダヤ人が大統領なのはイスラエル以外では唯一ウクライナだけだそうだ。この国は他民族国家で住民の多く8割はウクライナ人で2割がロシア人となっているようである。

この地域は有名な映画「ひまわり」の舞台になったところで、第二次世界大戦で最も凄惨な戦いが為された土地と言われている。スターリンによる共産主義の暴虐と、戦争を絶滅戦争と定義したヒットラーによりユダヤ人のみならず、民間人の死者数で見るならば最も悲惨な状況が生みだされた。また、第二次世界大戦後はソビエト連邦そしてロシアの圧政で苦しみ今日がある。今回の事でその悲惨な歴史的な背景を多くの人の心に蘇らせた。国花ひまわりはウクライナの象徴になっている。どうしてユダヤ人が大統領になっているのかの理由もこうした歴史的な背景を知ると見えて来る気がする。

このゼレンスキー大統領は2022年2月24日にロシアの侵攻を受け大変な状況の中で同年3月23日にオンラインを使って日本の国会で国家元首として演説を行った。同様にアメリカ合衆国やイギリスなどでも同様の演説を行なって、ウクライナとの連携とロシアへの対抗措置を求めた。その4日後に、日本の岸田首相は防衛大学校の卒業式の訓示で「展開によっては」という限定をつけながらであるが、現在の状況について第三次世界大戦を意識してか「戦後最大の危機」という表現を使った。

東京の町 2020.2.20
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